行政書士試験の勉強方法を合格者300人の実体験から導き出した必勝マニュアル

行政書士試験の勉強方法を合格者300人の実体験から導き出した必勝マニュアル

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行政書士試験に必要な学習目安を調べると500~2,000時間、期間は6か月〜2年と出てきます。

無論、【「法律の知識をどれぐらい持っているか」×「1日何時間勉強するか」】で大きく変わるので間違っていないのですが、…参考になるようで正直あまり参考にならないですよね。だって4倍差は誤差とは言えないですから。

そこで合格者300人にアンケートを取って実情を聞いてみました!

  • 合格者は試験のどれぐらい前から勉強してるの?
  • 合格者は1日何時間勉強したの?
  • 合格者が実践した勉強方法は?
  • 合格者のおすすめする伴経方法は?


実際の統計のボリュームゾーンから「合格するための指標」を導き出したいと思います。後半には合格者がおすすめする必勝合格法もご紹介!

これから勉強する人は是非、参考にしてみてください。

1.合格者300人の学習開始時のデータ〈行政書士試験〉

本アンケートデータを見るとおよそ50%人が「基礎知識が全くない」状態から勉強を始め、40%の人が「転職」「独立」のため受験し合格しています。行政書士は難関資格ではありますが、法務系資格の中では比較的取りやすい位置づけのため、知識がない状態からでもしっかり学習していけば合格できると言えるのではないでしょうか。

2.合格者300人の受験データ〈行政書士試験〉

行政書士試験の合格率は公表されており、例年10%強となります。そのデータから考えるとアンケート回答者の皆さんは凄く優秀ですね。この乖離は「合格者に聞いたから」であり、合格する力のある(知識量が合格水準に達している)人はおよそ5割強が初回受験で合格していると捉えてください。

苦労したことのトップはやはり量。1,000条を超える法律をインプットしなければいけない試験のため、それに伴い「時間の確保」や「モチベーションの維持」も難しくなるようです。

3.合格者300人の学習データ〈行政書士試験〉

実際に合格した人が「どんな手法で」「いつから」「どれぐらいのペース」で学習していたかは上記の通りです。ただ1点注記したいのが「スクールや講座に入会した人」は「市販のテキスト」もほとんどの人がこなしています。そう考えると完全独学の人は多くないのが実情です。

最大ボリュームを切り取ると、合格者で1番多い学習方法は、
・1日平均2時間ほど、6~12か月前から学習を開始し、何らかの講座と市販テキストを併用する形で勉強している
これが合格のための1つの指標とみて間違いないです。

4.合格者300人のその他のデータ〈行政書士試験〉

おまけで、過去問に取り組む時期は半数の人が学習開始初期から行っていたようです。

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5.合格者300人がオススメする必勝勉強法〈行政書士試験〉

「1日平均2時間ほど、6~12か月前から学習を開始し、何らかの講座と市販テキストを併用する形で勉強している」指標は見えましたが、まだこれでは少し説得力がなく物足りないですよね。

なので最後は、単純明快に、合格者300人に「当時の経験から、これから受験する人が、最短もしくは確実に合格するための必勝となりえる勉強方法」を教えてもらいました。

先に書きますが、生の声をそのまま載せていますので一部、矛盾しています。
勉強方法は個々で正解が違いますため、その点は予めご了承ください。

スクールに通うべき派

独学は何から始めるのかの選定で戸惑って確実ではない学習法だと思うので最短を考えるなら止めたほうが良いです。最短で効果的な学習を行うならスクールに行って経験者から教えを受けるのが一番だと思います。

合格までのモチベーション維持とスケジュール感をつかむためにスクールに通う。行政書士は一時的な「やる気」だけでは、合格は難しい難関資格。そのため、長期的にモチベーションが維持できる環境をつくることが大事。また、講義内容はもちろん、科目ごとの勉強時間の配分等、合格までのスケジュール感をつかむためにスクールに通うことは、最短・確実に合格するために最適な選択肢。

資格スクールの科目別(苦手科目)の単発講座や集中講座はおすすめ。基礎をだいたい入れたら問題を解いて早いうちに苦手を見つける。そこから、横のつながりを意識して学習するといい。それと問題の聞かれ方の傾向も把握する上でも、過去問、模擬は必須。一般常識については当日正解する人いるのか?と思うものも出るので怖がらず、ただ、一般常識も分野の不得意をみつけて少し齧っておくと安心かもしれません。

  • 法律の基礎学習経験がある方なら市販のテキストを読み早い段階から過去問を繰り返し解く。法律の基礎学習経験がないのであれば何らかの資格スクールの授業を受けるのが最短。いずれにせよ学習最初期から過去問を中心に問題を解く習慣をつける。ぼんやりテキストを眺めるだけの学習はNG。いきなり過去問を解くのがつらいならば一問一答形式の問題でも良い。
  • 資格取得の専門のスクールに通い、体系的な勉強を方法を専門の講師に学びながら勉強を進める
  • 独学はかなりの時間を要します。できれば通信講座なりを活用した方が合格への近道です。
  • 実際に合格者のいる通信講座を利用したほうが、合格という目的に向け最短距離で進めると思います。
  • 資格取得のスクール、もしくは通信講座(動画講義付)の物で学習する。過去問を繰り返す。受験用に行政書士の六法全書を買う。お金ケチらない。
  • お金がかかるかもしれないけど、やはり専門のノウハウを持った資格取得のスクールに通うのがいちばんの合格への近道だと思う。

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独学で大丈夫派

独学で合格を目指す場合は、なるべく情報量の多いテキスト・テキストの内容に即した例題 / 過去問・判例が併記されている法律本を用意し、テキストと法律本で学習→例題 / 過去問を繰り返すのが近道だと考える。また、記述問題は回答するのに慣れが必要だと思われるので、過去問や例題の選択問題を解く場合でも、「この問題が記述で出題されたらどう回答するか」を意識しておくと良い。

まずはテキストを読み通す。分からないところがあっても気にせず読み進める(読み進めてやっと理解できることもしばしばあるので。高校や中学の教科書のように、順々に読んで理解するということは困難。)。そして、随時又は読み終えたところで過去問などの演習を進めていく。演習の際、なぜそのような答えになるのかを条文や判例を用いて説明できるくらいまでやっておくと良い。あとは演習とテキストの復習を繰り返すこと。なお、記述は、学習終盤当たりでやっておくのが良い。

インプットよりアウトプットを重視し、テキストをざっくり読んで問題にあたる。ただ、間違った問題は(問題集の解説は冗長なので、)自分のテキストと照らし合わせて、出題箇所をテキストにマークして情報を一元化する。

  • 自分にあったテキストを購入し、何度も熟読。内容を理解できるようになったら過去問に挑戦。最初は解けないものばかりなので、解説を熟読⇒該当箇所をテキストで確認、これを繰り返す。試験直前になったらスクールなどの模試を受験し、最終確認。ここでも帰宅してから解説を読んで確認。これを2〜3度し、最終調整を行う。
  • 基本テキストを読み、問題集でアウトプットを繰り返す。問題集に取り組む際には必ず問われやすい論点を把握し、基本テキストに戻って学習する。学習中盤以降は過去問を通しで演習する。
  • 基本書を読み込んだ後に、練習問題や過去問を解いていきます。その行程を何回も繰り返すことで、知識が定着します。
  • テキストを読んだらすぐに過去問を解く。わからないところは,飛ばしてあとで戻ってやる。とにかく完璧を目指さない。
  • 全く予備知識や関連する法律系の資格を持っていいなくても、独学で800時間集中して勉強すれば合格できる。判例集、行政試験六法を私は使用しました。
  • 参考書を一読し、すぐに一問一答などでアウトプットを行う。複数回繰り返した後に過去問を実施。

合格体験からオススメする必勝勉強法

私は通勤時間に無料のYouTube講義を聞き、自宅で肢別本を回す作業を繰り返しました。私にはこれが合っていましたが、1番大切なのは「自分に合った勉強法を見つけること」だと思います。

法律の条文を丸暗記する方法は無意味なのでやめたほうがいい。条文の要点だけを自分で簡潔にまとめて、それを見ながら問題を解いていくのが効率的だと思う。

宅建と違って「記述」があるので、条文理解が大事です。憲法、行政三法は、そんなに条文数は多くなく憲法なら慣れれば1時間半もあれば読めるようになりますが、問題は民法です。1000条を超えるので、これを網羅するには個人的には司法試験向けの「逐条テキスト」を読み込んでいました。オーバーワークでやっと合格できました。効率を求めると170点代でウロウロしてしまう試験です。

市販のテキストに、問題集や模試で出た論点を書き込んで情報の一元化をする。毎週日曜日の13時から16時(本試験と同じ曜日と時間)には、行政書士試験の市販模試を解く。テキスト2冊用意する。たとえばTACのテキストは民法は分かりやすいが、行政法は分かりづらく、伊藤塾のテキストはその逆など資格スクールによって科目の得意不得意があるため。参考書として司法試験や司法書士試験のテキストを読む。

民法については表面上の学習にとどまらず丁寧な学習を心がけることが重要。民法をしっかり学習することで行政法の理解を早くなる。

  • 暗記に頼らず、理解することを徹底する。人に説明する。
  • 民法 行政法は、確実に点を取れるようにする。一般常識に関しては、10問は取れるように工夫して勉強する。足切り点ギリギリを狙ってるようではダメです。
  • とにかく過去問を解いて試験の感覚を覚えることが一番だと思います。また、正解には、そこに至る理由があるので、その理由も含めて覚えることを重視した方が良いと思います。
  • 直近数年の過去問を解きながら、間違ったり、理解が中途半端な箇所を重点的に、考えながら覚える。試験問題の傾向を考慮し、勉強する。選択式回答の問題の場合のパターンを知ること。
  • まずは過去問を100%正解するまでやりこむ、その後に周辺知識をつけていく
  • 過去問は必ず解いた方がいいです。そのうえで、苦手分野を補強するといいと思います。
  • 丁寧にインプットをして、アウトプットに勉強時間の8割を当てること。
  • 自分が合格した頃ははるかに昔でまったく参考にならないと思いますが、当時は法学部だったので学部の学習で何とかなりました。現在の試験は行政書士法がなかったり、合格後、例えば在留資格の申請や許認可申請に関する科目がないので実際に合格してからすぐに開業することができないと思います。実務と試験問題とのギャップがあることは問題かと思います。合格するための勉強というより合格後をイメ−ジしたほうがいいと思います!
  • 過去問から入ってから参考書を学ぶことで学習ポイントがわかる。過去問は繰り返しやること
  • 過去問をひたすら解いていく。解説読んでわからないところがあればそこでテキストを読む。

学習方法は自分に合うかどうかが大切です。
全部は載せきれないですが、できるだけ数を載せてみましたので、1つでも何かヒントとなるものを見つけてみてください。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回紹介したのはあくまでただの統計データではありますが、合格者基準の全体像やペース配分、学習方法がわかれば多少は合格のためのヒントが得られたのではないかなと思います。

合格率10%の法務系資格と言うとハードルが高い印象ですが、きちんと計画的に勉強し必要な知識量を身につけさえすれば、周りは関係なく50%程度まで合格率はあがります

この記事や成功体験談をヒントに是非、自身の必勝となる勉強方法を確立してください!

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